話題の映画『かくかくしかじか』は、人気漫画家・東村アキコさんの自伝的エピソードを描いた感動作です。
そんな映画「かくかくしかじか」ですが、CMの中で「許されない嘘」と語っているシーンがあります。
作者の「許されない嘘」とはなんなのか調査しました。
また、原作と違う結末についてもお届けしていきます。
※本記事は映画『かくかくしかじか』のネタバレを含んでいるため、未視聴の方はご注意ください。
映画『かくかくしかじか』が話題!
永野芽郁さんと大泉洋さんが主演を務める映画「かくかくしかじか」が話題です。
多くのヒット漫画を生み出した東村アキコさんの自伝的作品「かくかくしかじか」は、彼女の漫画家としての道のりや恩師との9年間の物語。
実話を基にした感動作で、映画製作にあたり東村アキコさんが全面的に携わっています。
自分の作品を読み返す機会は少ないですが、この作品だけは自分の日記を読み返すような感覚でときどき読み返します。
と語るように、作者の東村アキコさんにとっても大切な作品です。
かくかくしかじか 東村アキコの許されない嘘とは?
予告CMの「許されない嘘」とテロップが出て永野芽郁さんが涙を流すシーンが印象的ですね。
では、「許されない嘘」とはなんのことなのでしょうか?
作者の東村アキコさんが嘘について語っている資料は見つかりませんでした。
そこで、「許されない嘘」が意味するものは何か?考察していきます!
東村アキコさんは、原作を書いた経緯についてインタビューされた際に
私は不義理をしたまま離ればなれになってしまって、ああ、まずかったなぁと思いながら生きてて。
と答えており、いくつかの後悔があると思われます。
許されない嘘5選!
許されない嘘①お腹が痛い
日高先生の絵画教室に行ったアキコでしたが、竹刀を片手に暴言を浴びせられながら、ひたすら絵を描かされている光景に衝撃を受けます。
逃げ出そうとしたアキコは思わず
お腹が痛い
と嘘をついてしまいます。
アキコを心配した日高先生はおんぶしてバス停まで送ってくれました。
小さな嘘ですが、日高先生の優しさに触れる印象的なシーンでもあります。
その後の二人の関係性にも関わってくる重要な嘘ですね。
許されない嘘②引っ越し
アキコの人生が大きく動くきっかけになった引っ越し。
しかし、このときにもアキコは日高先生に「嘘」をつきます。
大阪への移住を決めたアキコでしたが日高先生に引き止められると思い
半年だけ
と伝え宮崎を離れました。
仕事が順調になったアキコは地元に戻ることがなく数年経過します。
そして、日高先生の最後に立ち会うことができませんでした。
許されない嘘③日高先生をウザがった
無事に大学に入学したアキコでしたが、絵を描かなくなる。
そんなアキコの元に日高先生が遊びに来ることに。
日高先生に大学を案内するアキコでしたが、腕が落ちた絵を叱責されます。
アキコはつい、日高先生を邪険に扱ってしまいました。
しかし、置き土産の焼酎のボトルを見て楽しくお酒を飲みたかったのだと理解し激しい後悔に襲われるのです。
許されない嘘④二人展を実現させなかった
アキコが卒業後に二人展をやるぞ!と日高先生から才能を買われていました。
漫画家になっても絵を描け!と日高先生と約束していたアキコ。
しかし、アキコは絵を描かなくなったのです。
そして、日高先生と二人展の夢は叶いませんでした。
許されない嘘⑤余命宣告を軽視した
ガンで余命4ヶ月だと宣言された日高先生。
この知らせを知ったアキコは急いで宮崎に戻りました。
しかし、絵画教室では変わらず元気な日高先生の姿を見たアキコは
本当に余命宣告受けたの?
と楽観的に考えて、仕事を優先するために宮崎を離れました。
でも、その数カ月後に日高先生は亡くなったのです。
【ネタバレ】かくかくしかじかの嘘とは?結末(最後)どうなる?
漫画の最後は作者の東村アキコさんが日高先生に向けて
ねえ、先生
と語るように終わります。
しかし、映画「かくかくしかじか」の最後は原作にないシーンがあるんです。
それは、日高先生がアキコに言葉をかけるシーン。
今回の映画化は、東村アキコさんが自ら脚本を手がけています。
実話を元にしているだけあって、「あのときに〇〇していれば」「もっと〇〇すれば」などタラレバが多く、東村アキコさんが後悔していることがよく分かりますね。
映画と漫画が違う最後(結末)だった理由は、時が経ち東村アキコさんの中で心境の変化があったのかもしれません。
漫画家として成功した今の東村アキコさんが、恩師に対して後悔よりも感謝の気持ちが強くなったように感じますね。
まとめ
作者の東村アキコさんの実話を基にした感動作。
映画「かくかくしかじか」の予告CMでも注目された「許されない嘘」について調査しました。
東村アキコさんの嘘とは恩師に対しての「後悔」だと判明。
また、原作と違う結末も話題になっていましたね。
コメント